2年ほど前の話なんだけど、夜にちょっとお腹空いてコンビニ行ってたんだよ。
でブラックサンダーをお買い上げ。
それで帰ろうとしたら、自動ドアの外のほうに、子どもが居て自動ドアが認識してないらしくて、開かない。
だから入れなかったんだと思う。
4~5才ぐらいの女の子だったけど可哀想だったから自動ドア開けようとして近づいたら、向かいの交差点に走ってっちゃった。
「嫌われちゃったかなぁ~w」とか思ってたら「キキー、ドーン!」って音がして、見に行ったら事故ってた。
ドライバーは2人共死亡で、他に乗ってた人は居なかったらしい。(うろ覚え)
多分あの子に会わなかったらオレがちょうど通ってた交差点だから巻き込まれてたかも。
その時には”この世の者ではない・・・”という実感はしてた。
で「あー助けてくれたんかなーw」とか思いながら帰宅。
そしてそこで『ブラックサンダー』が無いことに気づく・・・。
落としちまったか、と解釈してその日は寝た。
その日から4~5ヶ後の話。
ちょっと足怪我して入院してた。
夜とか母さんが横に居てくれるんだけど、窓の方の場所で、ふと窓を見たらその女の子居た。
「ここ三階だぜ!?」
そう思って驚いてたら母が「どうしたー?」って妖艶な笑みで聞いてくる。
って言ってた間にすっと壁すり抜けて、病院の中に入って来た。
母さんはいつの間にか寝かけてたw
でオレの病室の出入り口の方向かってった。
ドアすり抜けて退室らもうここらへんでヤバイ感じはしてた。
「ガシャーン」って音して、母さん起床。
「見てくるねー」って言って部屋を出て数秒後に悲鳴が聞こえた。
それでちょうど来た看護師さんに聞いたら、男の人が階段から落ちて死んだらしい。
後で帰ってきた母さんは泣いていた。
オレ:「もしかして・・・父さんが・・・?」
首を縦に振る母、まだ泣きは収まらない。
もうその日は早めに寝た、うるさかったけど安眠はできた。
次の日、ボーッと起きてたら看護師が慌ててきて言った。
看護師:「落ち着いて聞いて下さい、貴方のご両親は貴方を毒殺しようとしていました
お見舞いに持ってくる林檎に毒が検出されまして」
少し涙が出たけど元々、1人暮らしでしっかりやれてたので両親が居なくてもちゃんとやれた。
オレの横に置いてあったポテチ無くなったけど。
母さんは自ら精神科に行って入院してた。
俺はその子に見覚えは無いけど、2回もお菓子と交換で命を救ってくれた。
これからも、危ない時は教えて下さいw
命を救ってくれる幽霊さん。