大学生のときの話。
当時俺は福岡に住んでて、ある夏の日に友達居なかったから一人で夏祭りに行った。
まぁ一人だとあんまり楽しくなかったからもう帰ろうとしたとき、一人でキョロキョロしてる男の子を見つけた。
で、迷子かなと思って声をかけてみたんだ。
そしたら、「お父さんとお母さんが、一人で行きなさいって言ったから一人で来たの」だと。
なんか可哀相になったから、ちょっと食べ物おごってやったり、いろいろ屋台につれていってあげた。
そして、だいぶ夜も更けてきたから、せめて家まで送ってあげようとして一緒に夜道を歩いてた。
んで帰り道の霊園に差し掛かったところで、「お兄ちゃん今日はありがとう!」って言って、突然霊園の中に走って行った。
俺は一瞬ポカーンってなったけど、急いで霊園の中に入った。
でも結局見つかんなかったな。
もしかして幽霊だったのか、人間だったのか今はもうわからん。