小学生の頃。
高知県内の大通り沿いを車で走ってた時に、学校(小中高は不明)の門前に淡く光る白い女性見てからいろいろ感じるようになった。
一番怖かったのを話す。
高校の修学旅行でうちの代だけ沖縄じゃなくて長崎、熊本に行くことになった。
2日目に泊ったホテルでそれは起こった。
ホテルに到着して部屋案内された時から異変。
時々、音源不明の口笛が聞こえるし、窓の外には黒紫色の球体状のものが飛び回っていた。
しかし、まぁそれくらいならいいか・・・と放置して友人との青春の一ページを創ろうとしていた。
部屋はかなり広いいいホテルに泊まってた。
人数は6人。
そして夜中3人は熟睡。
俺含む3人はくっちゃべっていた。
・・・しかし、窓の外が不快だった。
窓が見える部屋と寝室を隔てるふすまを閉めてくれと頼んだ。
見えはしないが”何か”が間違いなく大量に窓の外にいたんだ。
10体とかそんな生易しいもんじゃなかった。
50以上はいた。
見えてないのに断言はおかしいが、それは確実にいた。
ここで起きてる友人2人を区別するために紹介。
太ったトランス好きのA、同じ名字で警官になったB、後から聞いたが二人とももともと幽霊とかは信じてないタイプ。
A:「え、なんで閉めるの?」
俺:「いいから閉めてくれ。」
A:「なんでなんで」
俺:「閉めないとやばいんだってまじで頼む。」
・・・的なやり取りをしてようやく閉めてくれたが手遅れだった。
”彼ら”は窓の外から自分らの存在に気づいてるやつがいたと分かったんだろうか。
どんどん数は増えていて、今にも寝室に入ってこんばかりの状態になっていた。
俺はガクブルしながらも閉めてもらったお礼に事情を話した。
口笛が聞こえてたこと。
窓の外でなんか飛んでること。
今その窓の外がかなりやばいことになってること。
すると、Aが「口笛聞こえてたのか・・・しかも俺も窓の外の球体見たんだよね・・・」と。
マジカヨ・・・。
B:「二人とも何言ってんだwwwwwそんなもんいねーよwww」
マジダナ
一旦、そこでその話は終わった。
さすがに一日はしゃいだ俺らは眠くなってきた。
ピンと張ってた気が眠気で緩んだ瞬間感じ取った。
入ってきた!
隣の部屋までとうとう来た。
100はいる!
気がおかしいと思われてもいい。
友人A,Bに「来た!やばい!気を張れ!」って声をかけた。
B:「えwwwなに?wwwねむいっすwwww」
A:「・・・・」
ここで戦力が一人でも欲しかった俺はBにも必死で気を張ってくれって頼んでた。
ぶっちゃけいきなり気を張ってくれって言っても意味不だよね・・・。
もうふすまのとこまで大量に来ているがなかなか寝室には入ってこなかった。
30分以上は3人で粘っていただろうか。
いくら強張っているとはいえ、眠気がないわけではない。
ほんの一瞬気がまた緩んだ。
やられた。
入られた!
この瞬間に見たものはたぶん一生忘れない。
溶けかかった人たちの集合した塔みたいなのが寝てる俺の足元のほうにそびえ立った。
A、B、俺:「うわあああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
この三人のせいで他の三人を起こしたのは言うまでもない。
彼らはもう寝室にはいなかったが気配は残っていた。
その晩は結局3人寝れず。
朝までガタガタ震えながら朝になった。
よく朝、先生に3人で相談したところ、また部屋に戻った時には玄関に塩が盛ってあった。
あとで同時に叫んだのが気になって聞いたら、集合体見えたのは俺だけみたいだったけどAもBも同時に感じ取ったらしい。
こんな修学旅行も一回くらいはありかなと思う今日この頃。