青空に晴れたある日、バスに乗っていた。
大きい市民病院のバス停に止まり、何気なく窓越しにそびえ立ってる病院を見上げた。
かなり高い階の窓に、白のワンピースっぽい服装の10代前半位の女の子が、室内からこっちを見下ろしているのが見えた。
「またバスが来た~っ」って見てる様な感じ。
(あれ・・・、俺を見てる?あの子視力良いな。)
(なんか、ずっとこっち見てる・・・。)
手足などの全体像ははっきり見えて、窓にへばりついてる様な。
バスが動き出して、変な事に気付く。
何で足元の素足まで見えている?
上の階は、地上からの視線が斜めになるし、他の部屋の窓は天井?なのか黒っぽいイメージだった。
あのように全身が見えてたのはちょっと奇妙だったな。