はっきり見えていたのは俺だけ

AV仕様の最強媚薬・エロティカセブン

媚薬・エロティカセブン

本当にヤバイ四国での心霊体験。

もともと霊感体質なのか、中学生の頃よりちょくちょく金縛りで心霊を見たりと体験してきたがこれは別格の恐怖体験。

大学生の頃、自転車で日本を旅行していた。
その時は大学の長い夏休みを利用して、四国と西本州をまわっていた。
ほとんどが野宿の貧乏旅行。
四国には香川から入り、時計まわりに回るルートで高知に入る、足○岬付近でユースホステルを見つけ、たまにの贅沢(?)とそこに泊まる事に。

男性の部屋、女性の部屋とわかれたシンプルな作りのホステルで、俺の泊まった男性の部屋にはモトヤマさんという社会人でライダーの方がいて、当時の自分よりはおそらく10歳くらい上の方だが、とても気さくな人でやはり自転車とバイクで旅をする者どうしすぐに打ち解け旅の話で盛り上がった。

そこにトントンとノックされる。
ドアを開けると女性2人が「これからちょっと外に散歩いきませんか?」と。
もちろんwktkでOKして。
お散歩に。

「足○岬に夜景を見に行こうと思って誘いまいした。」

散歩し始めてすぐに女子大生の一人が衝撃発言。
モトヤマさんと二人で一瞬顔を見合わせる。

「足○岬って自殺の名所でないの?」とモトヤマさん。
俺もよく知らんが、名前からして夜に行きたくない感じがしてならなかったが、女子大生達はビビる様子もなく、「夕日が綺麗だったから夜景も綺麗ですよ」と男前。

男子二人はビビリながらも岬の展望台の手前まで来る。
夕方に通りすぎた時にはなかったが野営のテントが幾つか張られている。
おそらくお遍路さんの物だろう。
そのテントの一つから自分と同じくらいの歳で自転車で旅行している人が現る。
折角だし一緒に夜景を見に行こうと誘うと彼もついて来た。

総勢、5人となりしかも全員旅行好き、夜景を楽しむというよりワイワイと、みんなでちょっとした座談会のようになった。
展望台は夕日の時刻にはたくさん人がいたみたいだが夜は誰もいなかった。

そしたら後ろの茂みから「ガサゴソ」っと音が!一瞬、皆に緊張が走る。

「私も行きたかったんだよ~」とユースにいたもう一人の女の子、確か慶応にいっているという才女が来た。
この暗闇の中、一人で後から来る度胸に皆驚く。

しばらくすると、他にも女性が一人来た。
さすがにこちらでワイワイやっているので静かに上り口付近に座って静かにしている。

しばらく騒いでいると、女の子の一人で急に固まって、「女の人が見えた」と言い出した。

俺はさっき後から来た女性を見てなんか勘違いをしてると思い、さらにビビらせようと「自殺の名所だから変なものでも見えたんだよ~」と怖がらせる。

その子はそれから静かになっていまった。
その内、モトヤマさんの動きも止まり、「女性の髪が見える」と言い出した。

自分は慶応の女の子の後に来た女性の事を皆に言わずにリアクションを楽しんでいた。
「やっぱりこの岬なんかいるみたいだね~」と俺は安心しきっていた。

一通り、話も終わり、ではそろそろ帰ろうかと展望台を降りていくと、お遍路さんのオッサンが出口で待っていて「こんな時間にあそこへ行ったらイカン」と怒られた。

みんな「???」だった。

話を聞くと、まずこのオッサンは88箇所めぐりを17回もしているとう猛者でこの岬には強力な地縛霊が3人いる、その一人でも連れてきたら大変なことになるからこんな時間にあそこにいってはダメだ、地元の人はわかっているから夜に展望台に行く人はいないとの事。

話を聞いていたら、俺の中で違和感が膨らんでいった。
そしてよくよく考えると、どうも変だ。
慶応の子はわかるが、その後に来た女性はどう考えてもおかしい。
後から一人で来て、大人しく入口付近にいてすぐいなくなった。

もしかして俺だけがはっきり見えていて他の人にはちょっとだけしか見えなかったり、髪だけみえていた?!

俺:「もしかしてその霊の一人は髪の長い白い服を来た女性ですか?」

お遍路さんに聞くと「そうだ、やっぱり見てしまったんだな、謝りにいかなきゃならん、その霊を見た三人で謝りに行こう。」とお遍路さんのビックリ提案。

そんな恐ろしい話を聞いた後で一ミリも展望台にもどりたくない。
しかし行かないのもなんだか怖い。

しかたなく、モトヤマさん、俺、固まり女子の三人でおっちゃんについていく。

おっちゃんは歩きながら「リン・ピョウ・トウ・シャ・・・・・邪魔者は去れ!!」と呪文のようなもの唱えながら歩くのがまた怖さをそそる。

茂みを越えると展望台ではなく、その下の祠のようになっていてそちらに進む。
そうすると電気もないので真っ暗なトンネルみたいで心の中で絶対ここには入っていけないと思いながらもおっちゃんはグイグイいってしまうので嫌々ついていく。

祠の入口には古ぼけた椅子が3脚おいてある。

”強烈な霊が3人いる・・・”

あの言葉があるだけにその椅子がとても恐ろしく感じた。

祠(正確には展望台の下部分)を進むとひたすら真っ暗。
途中でおっちゃんが止まり、天井らしき部分を指差す。

「?????!!!!」

ぼんやりと白い光?のようなものが差し込んでいる。
俺はとっさにどこから光が差し込んでいるのか探したが、光が差し込むような穴はない。

もう一度、じっと見ると何か形がある!!?

よーく見るとそれは白い顔だった!!!

よーく見るとさっきの女性が白い顔で白い服を着て天井から吊り下げられるような形で俺たちを見下ろしている!!!!!

血の気の全くない真っ白顔。
全くの無表情で俺らを見下ろしている。

白い服と同じくらいの白い肌。
あきらかにこの世のものでない。

俺は腰を抜かす寸前、固まり女子は泣きながら「ごめんなさい」を繰り返し、モトヤマさんは完全にフリーズ状態。
もう無理だと思ったところでおっちゃんが「もういいだろ」と、その祠をでる。
足はガタガタで早くみんなの元に戻りたかった。

帰るときおっちゃんが「おまえ、もう少し腰抜かしそうだったな」と少し笑っている。

待っていた皆に報告する。
俺自身、金縛りにもならずに霊を見るのは初めてだった。

モトヤマさんはそういった体験は今まで全くなし。
固まり女子も経験なし。
それでもここの霊ははっきり見えるくらい強力らしい。

ちなみにこのあと、慶応女子が「あたしも謝りに行きたい」とおっちゃんに志願して連れてってもらっていた。

もちろん彼女は謝りたいわけではなく幽霊が見たかったのだ。
おっちゃんと行ったが崖の下の方に移動していたらしく、見えなかったと残念そうだった。

この子の度胸はすごいけど実際見えないから怖さも感じないのかもw
彼女のおかげで和めてよかったけど。

俺はあれ以来、不思議と金縛りとか怖い体験は全くしなくなった。
まぁ少々の事では大丈夫になったから余裕が生まれたのかわからないが、ちなみに霊を見てみたいという人にあったらこの岬に是非行ってみてと伝えてる。

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