リビングの影

二年前の冬でした。

学校から帰って宿題を済ませてから、しばらくボーっとしてました。

その日は何故か夜の21時ごろに突然眠たくなって、布団に飛びこんだらその勢いで風呂も入らずそのまま寝ちゃったんです。
それから起きたのが深夜の1時頃で、それでも眠たかったのでお風呂に入ってまた寝るつもりでした。

そして、脱衣所で服を脱いでいると、リビングにある受話器から音が鳴っているのが聞こえたんです。

私の家の電話は受話器を置いておく台?がそのまま充電器になってて、接触が悪かったりすると音が鳴る仕組みになっています。
すぐに直しに行ってから脱衣所に戻りました。

しかししばらくしてからまたな鳴り始め、直して戻ってを数回繰り返しましたが、一向に止む気配がないので放置することにしました。

頭を洗っている最中、さっきのことも忘れて「星空のどこかにふるさとがある~♪愛する人が俺を呼んでいる~♪」ってどこかの銀ぴか宇宙刑事のEDを口ずさんでいたんですよw

「数えきれない~♪光~がささやく~♪」

一気に盛り上がり、深夜でありながら一人で大熱唱。

ワンコーラス歌い切って脱衣所に戻ると、さっきの音が止んでいました。
最後に直しに行ってから一度も触れていない受話器がどうして音を鳴らしていないのか。
誰かが起きてきたような足音も聞こえなかったので(歌っていたせいかもしれないけれど)私はとても怖くて、すぐに脱衣所を出て寝ようとしました。

怖がりながらリビングに入ると、私は悲鳴のような変な声を上げ、尻もちをついてしまいました。

私が息を乱しながら視線を向ける先では、今までの音の根源である受話器のそばで、人のようなものが蹲っていました。

しかし、”それ”は少しも動くことなく、ずっとその姿勢のままでしたですが、その何かから、泣いているようなか細い声が聞こえてきました。

それはまだ若く、女性のような高い声でした。

しばらくその状態が続いた後、それもスーッと消え、声も聞こえなくなりました。
それから状況が呑み込めないまま床に就き、そのまま朝まで寝ました。

さらに驚いたのが翌日の4時間目の授業でのこと。
確か理科の授業だったと思います。
ノートを開いてテキストを写そうとしたとき、私は思わず声を上げてしましました。

その開いたページの隅に、描いた覚えのないギャ○ンの落書きがありました。
絵を描くのが苦手な私にはとても描けないようなものでした。

朝、カバンのジッパーが少し開いていたのは、多分あの人のせいなのでしょうね。

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