学生時代は毎日毎日遊ぶ暇がないほど勉強をし、まるで心を閉ざした人間でした。
テスト前の日。
ずっと勉強して朝方になった頃。
父の書斎へ辞書を取りへ行き本棚から辞書を取って・・・女性を見てしまいました。
窓の向こう側に女・・・。
ガリガリの女性がへばり付いてるのが見えてしまった。
「なんだコイツ・・・」
口を大きく開けて窓からは見えない所へ逃げたが、急に目の前が真っ暗になった。
自殺。
したくなった。
「死にたい死にたい死にたい」
「行きたくない行きたくない行きたくない」
そんな言葉を何回も機械的に繰り返し思い、生きるのがいやになった。
すると、ドアの開く音がして恐る恐る後ろを振り返ると、父が立っていた。
すぐに部屋から出て行ったけど、感情が安定した。
父が何かしたな?
あとあとじいちゃんに聞いてみると「まだこの地方に居たとわな。それは邪視女を見てしまったのだよ」と言っていました。
じいちゃんが子供の頃は毎年数人は自●者が出ていたらしいです。