友人Yから聞いた話。
友人Yの旦那さん(Aさんとします)はオカルトにドライでそんなのあるわけないじゃん・・・という、現実的な人です。
そんなAさんが話してくれた、これは不思議だったな~って話がほんのりでした。
Aさんが19歳の頃。
当時の彼女が一人暮らししていてよく泊まりにいってた。
ある日の夜中、「ねぇねぇ!起きて!」と彼女に起こされる。
寝ぼけながらどうしたのか聞くと、ふと目を覚ました彼女がなんとなくAさんの枕元を見たら、15㎝くらいの小さな何かがいたそうだ。
え?と思いよく見ると、黒っぽいマントのような格好で、手に鎌を持っていて、どう見ても小さな死神に見えた。
夢かわからず無言で見てると、死神はトコトコトコとAさんの頭近くまで歩いてきて、スッと鎌を振りかざした。
思わず「あっ!!」と声を出したらフッと消えてしまったそう。
それで怖くなって起こしたんだけど、当時からドライなAさんは「夢だよ、大丈夫。」と言ってそのまま寝たそう。
翌朝家を出る時も、彼女は不安そうに何度も何度も気をつけてね!と繰り返したそう。
そして友達と2人乗りでバイクで出掛けたAさんは、その後事故に遭ってしまい、生死の境をさまよう大怪我をしたそう。
幸い命も助かり、後遺症もないようでラッキーだったとのこと。
もし元カノが小さな死神に声をかけられず、鎌が振り下ろされていたら・・・と思うとゾワッとした。