家賃が7000円安くなった部屋

カテゴリー「心霊・幽霊」

週末、息子2人が実家に泊まりに行ってしまい、旦那と2人で晩酌していた。

先に私が眠くなってベッドへ行った。

ベッドは窓側につけた感じに配置してある。

6月半ばで少し蒸し暑かったが、エアコンをつけるほどではなかったので、ヒンヤリした窓にカーテン越しにピッタリ身体を沿わせ寝ていた。

夜中2~3時頃だろうか?
窓をコンコンと叩く音と「開けて」と、小さな女の子の声。

時間的にもありえないし、窓側と言えど、ベランダのようなやや高さのある囲いがあるので子供がよじ登るのも厳しい。

ちなみに一階の角部屋。
アルコールが入っているし、夢だろうと思い再び眠りにつこうと試みたところ、また「コンコン」「開けてよぅ」と。

夢じゃない。
寝ぼけてもいない。
幻聴でもない。

だって、身体を窓にくっつけて寝ていて、身体にノックの振動が伝わってくるんだもん。

泣きながら飛び起きて、まだ起きていた旦那にその出来事を報告。

旦那、「泥棒じゃない?外見てくるよ」と言うも、外には誰もいないし人の気配すらない。

私が「泥棒じゃないよ、小さい女の子の声だったもん」と言うも「寝ぼけてんだろ」と、全く相手にしてもらえず。

とにかくまた寝室で寝るのは嫌だったので、リビングに布団を敷いて、旦那と一緒に寝た。

1時間ほど寝ただろうか?
目が覚めた。

でも身体が動かない。
金縛りだ。

左側に成人女性らしき人がいて、私の顔を覗き込むようにじっと見ている。

セミロングくらいの髪が、私の顔をサラサラ撫でる。

「オオオォォォ」だか「ゴォォォォ」みたいな音?声?も聞こえ、怖くて仕方ないが身体も動かず何故だか目も閉じられない。

アパートの外からはさっきの女の子の声で笑い声が聞こえるし。

そのまま寝たのか、気絶したかは分からないが目が覚めたら朝になっていた。

旦那にその話もしたが半信半疑。
とりあえずこのアパートにはいたくないので、実家にしばらく泊まって神社へ行ってお祓いしてもらった。

それから何も起こらなかったが、気持ち悪いし、数か月後には引っ越しをした。

あのアパートに何かあったのだろうか?

確かに契約時に何も言わずとも家賃を7000円安くしてもらったが、7000円という微妙な金額なので何もないだろうと思ってしまったんだよね。

あの成人女性は女の子の母親だったのかな?何故女の子はずっと外にいてこちらには入ってこなかったのか。

不思議な体験でした。

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