あれは私が小学校低学年の頃に親戚の集まりで沖縄のひいおばあちゃんの家に行ったときの話です。
親戚皆が揃って大人はお酒を飲み、自分達子供はお菓子を食べて遊んでいました。
夜になって皆が寝てから不思議な夢を見ました。
まず気がつくと皆が死んだはずのひいおじいちゃんを必死に探していました。
私も探さなきゃと思い、車の下やタンスの中を探しましたが当然いませんでした。
仕方なく家に戻る途中で少し違和感を感じましたが気にせず、そのまま夢は終わりました。
朝起きると夢の内容をハッキリ覚えていたので、あの違和感の正体はすぐに分かりました。
私のひいおじいちゃんの遺影が無くなっていたのです。
今思い返せば戦争で骨が見つかってないひいおじいちゃんの遺骨を探して欲しいのかなぁと思います。