特別怖い話ではないのでこっちで。
ある日、部活でへとへとになり、つり革に捕まっていると丁度目の前の席が開いた。
早速腰掛けて楽にしていると眠くなってきた。
うとうとはっうとうとはってお決まりのあれでやっていると、電車がすごく混雑してることに気がついた。
ふと顔をあげると目の前のスマフォいじくってる男性と目があった。
バツが悪いなとおもって目を反らすと、その男性の肩に顎をのせてる長身の女性の姿が見えた。
こっちをじっと見下ろしてるんで気持ち悪いなと思い、真正面を見るのも変だしとおもって俯いてふと視界に入る足がスーツのパンツのものしか無いことに気がついた。
再び上を向くとあの女性の顔が無い。
ぞっとして左右を確認して俺の肩の上にあるその顔を見た。
ぎゃっと叫んで閉まりかけていたドアにも構わず降りてしまったよ。
その後はなんともないけどありゃなんだったんかね。