十年ぐらい前の話。
私が高校生の頃の事、試験前に一夜漬けで勉強していた。
すると夜明け前ぐらいに、「ぎゃああああああああああああっ!!」ってすごい獣みたいな叫び声がした。
驚いて窓を明けて外を見たけれど、別に変わった事はなかったし、怖かったので窓をしめて朝まで勉強した。
その日、学校に行って試験が終わって帰ってくると母親が「今日家のすぐそばでひき逃げがあって人が死んだ」という。
どうやらハネられた後も、しばらくは生きてたらしいが、誰も気が付かなくて病院に運ばれるのが遅くて死んだらしい・・・。
”あの”「ぎゃああああああああああああっ!!」は、ひき逃げに遭った人の断末魔の叫びだったのかもしれない・・・。
家の外に出てみてれば助けられたのかもしれない・・・。
それから一週間ぐらい夢で知らない男の人が出てきて・・・夢の中で男の人が何か言っていて「ここだよここだよ」と案内されて、後で詳しく聞いたらそこがハネられた場所だったみたい。
私は母親に事情を説明してお寺にお払いに行った。
それから夢の男の人は出てこなくなった。
一時期は寝たいのに寝るのが凄く怖くて引っ越そうかと思いました。
あんな体験は二度としたくない。