細い山道で人家はほとんど無く、灯りといえば自販機のみ。
友人の家がそんな場所だった。
一度深夜まで話し込んで気が付くと23時を回っていて、結局、友人の奨めもあって泊まってくことにした。
風呂に入り、外を眺めると自販機の横に女の人が立ってるのが見えた。
特に気にもせず布団に入り眠りについたが、夜中の2時頃に目が覚めトイレに行き、布団に戻る途中で窓の外の自販機が目に付いた。
まだ、女の人が立ってた・・・。
なんで?
もう見なかった事にして布団に入り眠りに付いた。
翌朝、その事を友人に話すと「昔あの場所で事故があってね」と顔色変えずに話す。
友人:「見える人は見えるし、見えない人は夜中にそこでジュース買ってるよ」
友人は見えないから平気なのだが、さすがに夜そこでジュースを買うことはしないらしい。
霊感のある人が言ってたのには、次の被害者になる人をじっと待っているらしく、近寄らない方がいいと言われたみたい。