波長が合う人が撮ると何か写る

学生のとき、パリに一人旅した。
どういうわけか、パスポートと帰りの航空券がなくなってしまい、大あせり。

とりあえず日本大使館に行ったら、「再発行してあげるから写真撮ってきなさい」と言われ、街の写真屋に。

そこで写真屋のおっちゃんに、パスポートなくしちっまったから至急インスタントで一丁よろしくと頼んで撮ってもらった。

待つこと数分、現像された写真を見ておっちゃんが顔をしかめている。

「変だな、撮り直ししよう」と言われて、見せられた私の写真の頭部には、紫色のオーラのような雲のようなものが、インスタント写真の4枚分すべてに写っていた。

気を取り直してもう一回。
待つこと数分。

仕上がった印画紙を見ているおっちゃんの顔がさっきより険しい。

今度は花火のスパーク状の金の光が私の頭部に、やはり写真4枚分すべてに写っていた。
おっちゃんが気味悪がって、「もう俺は撮らない、おまえやれ」と奥さんに言った。

奥さんは、「お花が頭に写ってるのよね」と笑って、あんまり気にしていなかった。

奥さんが撮った写真はなんともなく、晴れて再発行用パスポートに使用された。

心霊写真などは、波長が合う人が撮ると何か写るというけれど、おっちゃんは『私のあせりのオーラ』を見事にキャッチしたのではないかと今は思っている。

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