小学生の頃の話。
土曜日だか日曜日だかで親が買い物に出かけ、一人で留守番してた時、ドアホンが鳴ったので出てみると見知らぬお姉さんが立っていて、「すみません、トイレ貸してください」と言ってきた。
その頃はだいぶやんちゃで人見知りもしなかったせいもあってか、気軽にOKしてトイレまで案内して、自分はテレビを見ていた。
が、それから10分経っても20分経ってもお姉さんはトイレから出てこない。
流石におかしいと思ってノックをするも返答は無く、躊躇いつつもドアを開けると誰も居なかった・・・。
家の作り上、玄関からトイレまでの間には俺がテレビを見てた部屋だけで、他に家から出る方法は無いし、玄関に出ていたら部屋の前を通るから気付くはず。
玄関にはお姉さんが履いてた靴も無く、まあ夢でも見たんだろうと思ってたんだが、その間見てたテレビの内容は克明に覚えてて途切れてもいなかった。
一体あれはなんだったんだろう。
一応付け加えておくけど汲み取り式ではなかったので落ちたというオチは無いはず、です。