ふと思い出したので書いておく。
小学生の時、別荘を持っている家の子(A)に誘われて、Aの親とA、俺、もう1人の友人(B)で長野の山奥に行った。
別荘に着いたのは昼頃で、飯を食ったら小学生らしく探検に行こうという話になり、子供達だけで出かけたんだ。
辺りにはいくつかログハウスがあり、作りかけのもあったのでそこに入って遊ぼうという話になった。
中に入ると黄色いビラ?なんか大きさまちまちの紙が散乱してて、そのうちのいくつかには手書きの真っ赤な字で何か書いてあったが、全て難しげな漢字で小学生の俺らには意味がわからんかった。
「何かキモチわるくねー?」
「びびってる」
「びびってねーよ!」とお決まりの会話をしてたら、突然Aが「うわっ!」と言って一点を指差し、俺にしがみついてきた。
指差した方向を良くみたら鳩が死んでた。
首元で何か光ってたのでよくよくみたら首のあたりにぶっとい釘が刺さってて、俺らは急激に怖くなって別荘に逃げ帰った。
何となく大人に言えずにいたが、ゲームしたり翌日スキーに行ったりしてるうちに若干怖さも薄れ、何事もなく予定泊数は過ぎて俺らはそれぞれの家に帰った。
その後も怪奇現象らしい怪奇現象は起きなかったんだが、帰ってから1ヶ月間家の付近で3回は動物の死骸に遭遇したのはちょっと気持ち悪かったな。(一番キモかったのは腸飛び散った鼠の死骸。遠くから見たらスパゲティが落ちてんのかと思った)
俺は死骸を見ただけだが、Bは飼ってた鳥と犬が立て続けに死んで、朝学校で泣いてたよ。
Aは特に動物関係はなかったが、その後すぐに両親が離婚して引っ越してしまった。
別荘行った時は仲良さそうだったからビックリした記憶がある。
まあそれから20年、特に何事もなく過ごしてるから大丈夫だと思うけど、今日家の前で鳥が死んでたので久々に思い出しちゃったよw