『ヘビ』と呼ばれてる遊具

カテゴリー「不思議体験」

これから話すのは、全部わたし自身が目撃したものです。

最初は、あそこで働き始めて1ケ月目のことです。
ある小学校の5年生が一泊で来てて、子どもらは東の広場のフィールドアスレチックで遊んでたんですよ。
木とタイヤとロープでできた遊具が10以上あるところで、遊んでも面白いし、障害物競走にも利用できる。

しかも体力もつきますしね。

わたしは、事故がないように近くで見張ってました。
小さい子どもさんは、ロープがからまってしまうことがときおりあるんです。

でね、見ていたら一人の男の子が、『ヘビ』と呼ばれてる遊具に入ってったんです。
タイヤ15本くらいを並べて、ロープで中空に吊ってあるんです。
そのぐらぐら揺れる中をくぐっていくやつです。

でも、アスレチック遊具の中では、そんなに難易度は高くないんです。
見ていたら、その子は足場にのって上半身をタイヤにくぐらせ、その格好で止まってしまったんです。
揺れるのが怖くて動けないんだと思いました。

で、30秒以上その姿勢のままだったんで、助けに行こうかとしたとき、もう一方のはしからひょっと男子の子が顔を出したんです。

「え!」と思いました。
だってね、中にいるのはその子だけなんですから。
タイヤの列は4mほどの長さがあるんですよ。

顔を出した男の子もね、わたしと同じように「あれ?」という顔をして、そのまま頭から下に落っこちていったんですが、胴体がびょーんと長く伸びたように見えたんです。

で、男の子の頭が地面に着くあたりで、入り口のほうに見えていたその子の足と腰が、すっとタイヤの中に飲み込まれた・・・。

わたしは話が下手なんで、状況を想像できますかね?
男の子が落ちるとき、長く伸びていた胴体がしゅっと縮んだように見えたんです。

そうですね、蛇笛ってありますでしょう。
ピーと鳴らすと伸びるやつ。
あれが縮んでいくときのような感じでした。
地面に横たわっている男の子の体は普通に戻ってたんです。

その子は医務室に運んでしばらくしたら目をさましました。
脳震盪が疑われるので、両親を呼んで病院に連れていってもらいましたが、その子は、アスレチックのタイヤに入ったとたん、大蛇に飲み込まれたような気がしたって言ってました。

蛇みたく伸びてたのはその子のほうなんですけどねえ。

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