僕が中学の頃の話をします。
当時、石垣島に住んでいて「石垣少年自然の家」という、小学性や中学生が合宿で泊まったりキャンプできる所での体験談です。
昔から、山に足を向けて寝ると山から兵隊が降りてくる、とか夜中に一人でグラウンドに出たら、ある物が見えてしまう、などの言い伝え?がありました。
僕は、学級レクでそこへ泊まりに行ったのですが夜中、どうも暇なので友達を誘って建物の裏にある山へ行こうと誘いました。
山へは、友人二人、計3人で行きました。
勿論、山ですのでハブや危険な動物は沢山いるのですが、好奇心から危ないと分かってても、結局行ってしまいました。
山の入り口がフェンスで仕切られてて鍵は掛かってないのですぐに入ることが出来ました。
最初は何もなく普通でしたが、友人の一人が「声が聞こえるけど、お前らも聞こえる?」と聞いてきました。
どんなに耳を済ましても、全く聞こえず友人が聞こえるという声の方向に進んで行きました。
進むに連れ、友人がお経に聞こえると言い出しました。
それでも、僕には全く聞こえず更に奥へ進むことにしました。
それでも、全然何もないので帰ろうと提案したところ、友人が、あの岩の近くで聞こえると、
指をさして言いました。
興味本位で近づいて行くと「声が消えた・・・。」と言い、もうなにもないし今日は帰ろうと言って、来た道を引き返しました。
すると、後ろから「がちゃっ、がちゃっ」と、変な音がしてて、嫌な予感がしたので、早歩きで進みました。
すると、後ろから聞こえる音も「がちゃがちゃがちゃがちゃ」と早くなって来ました。
流石に怖くなり、走って戻ろうと友人たちに言い、一気に走りました。
フェンスがあるところまで音はついて来てて、わー!と言いながら、建物に向かいました。
すると、後ろの方で、フェンスが「ガシャガシャガシャガシャ!!」と、物凄い音を立ててました。
また、叫びながらテントの方へ戻り、その後は、何もありませんでした。
未だにあのお経と、フェンスの音の正体は分かりません。
もしかすると、兵隊の霊だったのかもしれません。