当時は神奈川県の古都に住んでたんだ。
地区は今◯って所で、ほとんど住宅街なんだ。
小学校4年位の時、小学校と中学校の間にある公園で遊んでた。
季節は夏から初秋くらいかな。
皆で遊び終わったあと俺は帰らずに、ブランコとか漕いだり木(多分いちょうの木)に登ってたんだ。
5時半から6時位だと思う。
雨が降ってきて、近くにある遊具(山になってて、中は土管みたいな空洞が何本かあるやつ)の中に入った。
ちょうど土管の真ん中辺りに座ってたら豪雨になって、辺りも暗くなった。
待機の時間は覚えてないけど、ふと道側(車は通れない)を見たらなんか居る。
足?かな。
グレー色だ。
何秒間か見てたら足をウェーブさせながら動いた。
そいつは離れていって全体像が見えてきた。
グレーの色した人型のシルエット。
ありえないくらい、くねくねくねくねしてた。
ここで記憶は飛んで(思い出せない)、いつの間にか夢を見てた。
その公園の広場で俺が真ん中に立ち、くねくねにカゴメカゴメをされてる夢。
景色は夕焼け。
くねくねは細胞分裂みたいに増えていった。
けど怖くないんだよね。
囲まれて安心する感じ。
起きてからは普通に帰ったのかな?
よく覚えてない。
ただ今は、すごく懐かしく寂しい気持ちで溢れてます。