一人で誰と話していたの?

祖父母宅に行った時の話。

暇を持て余し過ぎるので、行く前にシャボン玉を買ってもらって、祖父母宅の裏(風呂と庭の先に崖)でシャボン玉をしていた。
すると、すぐ後ろから「綺麗だね」という声がした。
いつ来たのか分からないが、男の人が笑顔で見ていた。

「シャボン玉する?」と聞いて、シャボン玉液とストローを渡す。
嬉しそうに受け取って、男の人がシャボン玉を出して私がそれを割る。
今度は役割を変えて、男の人がシャボン玉を割るという遊びをしてもらった。

「綺麗だね。楽しいね。久しぶりだよ」と言うので、仕事が忙しいんだなと思った。

聞くと、「忙しいんだけど、暇なんだよね。人が減ってきてるし、君達兄妹のような子供もいないしね。皆引越ししてる」。

私も当時の友達が引越しして行って寂しい気持ちを知っていたので、「寂しい?」と聞いた。

男の人:「寂しいね。君が来てくれない?」

私がここに来ると言うことは、祖父母と住むということ。
家族と離れたくないと言うと、「残念。気が変わったら教えて」と言われた。

気が変わるを木が変わると勘違いしていたので、葉っぱが落ちるのを教えればいいのかと思っていた。

『成るほど、木を切る会社の人か』・・・そう思ってた。

そして、男の人と別れた瞬間に、母が様子を見に来ていた。
「一人で誰と話していたの?」と。

母に「木を切る会社の人が近くに居るんだね」と聞くと、いないと言われた。

よくよく聞くと、「そんな若い男の人なんてここら辺にはいないよ。あんたの声しかしなかった」と。
それからすぐに祖父母は引越した。

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