時空?っていうか空間が歪んでたのかなと思う体験。
小学校低学年くらいの時、母大好きっ子だった私は、その日も洗い物をしている母の横で背伸びして流し台の中を眺めてた。
流し台の中にはたくさんの水が流れてて、茶碗が積み上げられてた。
で、真中にオケがある。
そのオケの取っ手の部分には、格子状の穴が付いてたんだけど、そこをのぞいたら、綺麗に澄んだ川が見えて、小魚が泳いでた。
「かーちゃん、川があるよ!」って言ったんだけど、母は「そーかー」って言っただけだった。
たぶん水の音で良く聞こえなくて、適当に返事をしたんだと思う。
何年か経って急にそれを思い出してその話をしたけど、もちろん信じてくれない。
まあ仕方ないかと思って、とりあえず「あのオケどうしたん?」って聞いたら、どうも犬の具合が悪い時にその中にゲロを吐かせて、ゲロと一緒に埋めちゃったらしい。
歪みの入口になってるオカルトオケだったかもしれないのに・・・。
まあ、ゲロと一緒に埋められちゃ、どうしようもないかな・・・。