○○淵の神様

カテゴリー「不思議体験」

山の麓にに住むおじいさんの従兄弟の話。(大正の終わりごろだとか)

ヒグラシ蝉がカナカナ・・と夕暮れを告げるある夏の夕暮れ。
川べりの橋で遊んでいた何人かの子供たちは、橋の欄干の上から、川の中に見慣れないモノが泳いでいるのを見つけたそうです。

それは長さ一間幅二尺程の真っ白い布のようなもので、頭も尻尾もないノペーとした物。
ヒラヒラ・・ユラユラ揺れながら上流を目指し、ゆっくりゆっくり登っていったそうです。

子供が上から石を投げつけようとするのを、一緒に見ていた上級生が止め、幼かった従兄弟は急いでそれを見て貰おうと、家に知らせに行くと、そのまま家から出ることを禁じられたそうです。

次の日、川に行って見ても既に姿は無く、大人達に「あれは山の上の○○淵の神様だ」と言われたそうです。

ブログランキング参加中!

鵺速では、以下のブログランキングに参加しています。

当サイトを気に入って頂けたり、体験談を読んでビビった時にポチってもらえるとサイト更新の励みになります!