高校を卒業して広島の大学に進学して、広島市内で一人暮らしをしてた時の話。
同じ田舎から広島に来た当時の彼女と、本通りにあるパルコにデートで行ったんだが、お互い貧乏学生でパルコで服買ったり出来るほどの持ち合わせもなく、何も買わず本通り周辺をブラブラ歩いていた。
時刻は18時ごろ、パルコから紙屋町交差点までの間に、(通りを2~3度曲がったことは覚えている。路面電車の通ってる大きい道路は横断してない)縦長の古いデパート?を見つけた。
中ではそう安っぽくもない服やアクセサリーが1000円など、かなり安い値段で売っていた。
そこでビーズとかでオリジナルアクセサリーを作る店に入って、店のおばちゃんと息子さん(小学生)と話してたら仲良くなり、アクセサリーをいくつか買ったんだけど、帰りぎわ店のおばちゃんに「今日はもう営業終了でここもすぐに閉まるよ」と言われた。
時刻はまだ18時半頃。
おばちゃんに「正面の入り口はもうシャッター降ろしてるから裏口から帰りんさい。裏口まで息子に案内させるから」と言われ、息子さんに案内されながら裏口の店員用のエレベーターで降りてデパートを出た。
後日またあのデパートに行きたくなって探したんだけど、彼女と二人で探してもそれらしき建物が見つからない。
友人に話したら、「それサンモールなんじゃね?」と言われたが、サンモールへは広い国道を横断するし、建物も違う。
俺はどこに行っていたのだろうか。