当時は社宅住んでたんだが、どの棟の周りにも種類は違えど多種多様な植物が植えられていた。
借りてた部屋のある棟の周りは低木が多くて、椿がたくさん植わってた。
ある日、別棟の子との待ち合わせの時間つぶし中、その木のそばで草を毟ってた。
ふと低木の細い幹の根本に視線をやると、たまごっちの孵化したばかりの黒いヤツみたいなのがが二匹、白い穴の様な目でコッチを見てた。
怖過ぎて脱兎の如く家に逃げ帰って報告した、が誰も信じてくれなかったし、後日恐る恐る見に行ったら一匹がまだいた。
その後は二度と見ることは無かったんだけど、なんだったのだろうか。
大きさは成人男性の握りこぶしより小さくて成人女性よりは大きかったと思う