怖いことっていうか、口あんぐりで終わった話・・・。
八ヶ岳の裾のほうの高原には、北海道並みの広大な牧場や畑があって、ゆるいアップダウンで、道がひたすらまっすぐ続く場所がある。
その畑の中で写真を撮っていたんだけど、手元のバッグの中を整理していてふと顔を上げたら、20mくらい先にある道の山側はるか彼方から、小さな2つの黒い点がやってくるんだ。
え?何?熊?
とか一瞬混乱してるうちにも、点はどんどん近づいてきて、姿がはっきり分かってくる。
え?タイヤ?事故?なんで?とまたまた混乱してる間に、とうとう目の前を通り過ぎて、ゆるい下りになっている道をひたすら転がっていくタイヤ2輪・・・。
なんだか呆然としてしまって、追いかけるって考えも浮かばなかったんだけど、そのあと同じ道を山側へ向かっていったんだけど、事故の形跡はなし。
それに直線とはいえ田舎道だからでこぼこだし、まっすぐ転がり続けることはあり得ない・・・。
じゃあ俺が見たのは一体何?と今でも不思議な経験です。