私には霊感とかないんだけど、一つだけこれは霊感?みたいな話がある。
高校生の時、大学受験を受けるために地下鉄への通路を歩いていた時の話。
緊張をほぐしたくて好きな音楽を聞いていたんだけど、向かいから歩いてきた男の人とすれ違う瞬間、音楽が聞こえなくなって息も苦しくなった。
浅くしか呼吸出来ないし、心臓もすごいドクドクとうるさくて、真冬なのに汗でカッターシャツの背中が湿るくらいだった。
男の人が通り過ぎた途端、解放されたけど何故か怖くて振り向けなかった。
下を向いて歩くから顔も見てないし、どんな人かは分からない。
けどその時の感覚だけは数年経った今もはっきり思い出せるんだよね。
あれは本当になんだったんだろう・・・。