自分だけ逃げる父親

まだ幼稚園に入る前のこと。

父と海に行って、ボートに乗り沖に向かっていった。
父はどうしてもボートに乗りたくて、でも幼児の私を岸壁へ放置することはできず・・・しょうがなく一緒に乗った。

私は海が怖くて泣き叫んだ。
案の定、荒れた波でボートは転覆。

放り投げられたうえに泳げなかった私は、海の中をぐるぐる回転しました。

めちゃくちゃな状態の中、冷静にその光景をみている自分がいた。
同時に母や弟、好きだった近所の犬猫の顔がうかんだ。

意識が遠のき消え入りそうな瞬間、誰かに体をつかまれ引っ張られた。
そして気絶。

意識が戻ったときは、若いカップルのゴムボートに引き上げられるところだった。

その人たちの話によると、水面に何かが浮き上がりこっちに流れてきたって。
よくみたら幼い子だったんで、慌ててオールで引き寄せたそうです。

でもおかしな話。
私は海中で誰かに確実に水着や腕をつかまれ上に引き上げられた。
目に見えない存在が助けてくれたのだろうかな。

自分だけ泳いで逃げた父のことは恨んでる。

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