色の概念が他人と違う?

カテゴリー「不思議体験」

今日会社で起きたちょっと釈然としない出来事。

取引先から新商品のバッグのサンプル(全て同型色違いで6個程度)が送られてきた。
箱は同僚Bの机の隣に置かれた。

まずは同僚のAがカッターで箱の封を開き、一番上にあった目立つ緑色のバッグを取り出した。
それを見て「こんな色、どんな服と合わせるんだよ」と思ったのを覚えいる。

Aは全てのサンプルが伝票通りに到着している事を確認し、また箱にしまった。

数分後、写真撮影のために自分が箱を開けた。
あの目立つ緑色のサンプルが見当たらなかったので、Aに聞きに行った。

しかしAは「今回は地味な色のラインナップで、そんな緑なんて最初から存在しない。一番最初に箱から取り出した色は覚えていないが、確かに地味な色だった」と。

Bも「箱を開けた時に見てたが、緑色なんてなかった。そんな目立つ色、あったら気付く」と証言。

AとBが共謀して自分をダマしているのかと思い伝票を再び確認してみると、緑色なんて最初から納品されていない。

取引先からのメールも確認してみたが、納品サンプル一覧の中に緑色はない。あの緑と間違いそうな明るい色もない。

自分の思い違いかと思った時、同僚Cが一言。

同僚C:「あの明るい緑色のやつですよね?Aさんがサンプル確認しながら(自分)さんと話してた時に側に置いてありましたよ」と。

その後、「二人が見たんならあったのかもしれない!」と全員総出で探したが、結局あの緑色のバッグが見つかる事はなかった。

自分とCが見たあのバッグは、いったい何だったんだろう。

後だしで悪いが、補足。
サンプルはひとまとめに大きなダンボール箱(ごく普通の黄土色)に入っていた。

Aはバッグを緑→黄→レンガ→白→黒と一色ずつ取り出して、近くの机の上に重ねて置いていた。

取り出した順番をはっきり覚えているのは、

「これ、黄色ってより黄土色じゃないですか?」

「(緑はスルーかよ!と思いつつ)本当だ。地味ー」

「え、これレンガ?オレンジで登録していいかなぁ」

「全然オッケーでしょ」

「あと白と黒・・・あー、黒じゃなくて微妙に茶色い!ダークブラウン?」

「うわ、本当だ。こういう微妙な色は撮影めんどいなぁ・・・」

と、こんな会話を繰り広げていていたから。

Cは、Aが私にレンガ色のバッグを見せている所に通り掛かり、横の机に積んであった鮮やかな緑色のバッグを見たらしい。

しかし、伝票や取引先の納品リストには「白・黒・黄・レンガ」しか書いてない。

で、さっきちょっと取引先のカタログを確認してみたら、自分とCが見たあの緑色のバッグが載っていた。

仕入担当に聞いたら、『派手すぎるので取り扱わない事にして、サンプルは取り寄せなかった』との事。

仲間外れにされた緑色のバッグの怨念・・・なわけないか。

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