オレンジ色に燃える物

小2から小4まで、週に二回、放課後に姉と小学校の近くの算盤塾に通ってたんだけど、その塾の隣?に家一軒分程度の小さい墓地があったんです。

塾の授業が終わった私と姉は、その墓地のステンレスの手すりで滑ったりして遊んでたんですが、ある日その手すりの所から西の空を見ると、電線の上に火の玉じゃなくて火の棒が浮かんでました。

電線の下は栗の木や柿の木を植えてある小さい畑で、私は畑で燃やしてるゴミでも飛んで電線の上にくっ付いたんじゃないかと思いましたが、畑には誰もいないし当然焚火なんかもしてない。

ただただ電線の上で、オレンジ色の炎をボウボウ上げて火のついた棒が浮かんでるんです。

長さは大体30㎝から40㎝。
ゆらゆらしたりはせず、じっと静止したまま、でも炎は揺れてる状態です。

私は火の玉みたいなオカルト現象だと思って、周りで遊んでた姉や他の知らない子供に「ほら、棒が燃えよる、火の玉や」と言ってそちらを指さしました。

私が騒ぐので塾の窓から顔を出して、私が指差している方を見ている子も何人かいました。

私はその燃える棒が珍しくて、ずっと見ていましたが、姉や他の子はすぐに興味を失ったのか、授業に戻ったり、別の遊びを始めたりでした。

姉はぽかんとして空を見ていました。
火の棒は、わたしが目を逸らした隙に消えてなくなっていました。

その後、畑に入って電線の下を確認し、燃えカスでもないか探しましたが、さっきまで燃えていたようなものは何も落ちていなかった。

家に帰ってからお爺ちゃんに火の棒の絵を描いて、こんなのを見たよ・・・と報告したら、「それは飛行機の燃料だ」とかなんとか言われてアホの子だった私は納得してしまいました。

でも最近になってその時の事を考えると、もしかしたら姉にも他の子にも、あの火の棒は見えていなかったんじゃないかと思うんですわ・・・。

姉のポカンとした表情とか、お爺ちゃんに必死で説明したのは私だけで、普段お喋りな姉が何も言わなかった事とか、普段龍を見たとか言う姉がその火の棒の事を何も話さないとか、今考えるとおかしな話。

ちなみに今も昔も精神疾患などはありません。
さらに言うと、お婆ちゃん曰く(お爺ちゃんは婿養子で遠くから来た)その塾というか、小学校の辺りは昔から鬼火、狐火?の目撃例が多く、ムジナもほんの数十年前まで頻繁に人を化かしていたそうな。

私が見たのは鬼火だったのかもですね。

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