その場所を誰か教えてください

カテゴリー「不思議体験」

私は15歳で4つ上の姉と姉の彼氏(K)と3人で私の部屋でおしゃべりしていた事から始まります。

Kさんは車の免許を取り立てで父親から車を借りて、うちに遊びにきていたのでドライブでも行かないか?ということになりました。

出発したのは夕方だったと思います。
Kさんはバス釣りにハマっていたらしく、沢の池というところがいい雰囲気だから目的地はそこになりました。
楽しくおしゃべりしながら向かっていたのですがKさんが「こんな道あったっけ?」といい途中で目的地に繋がる道ではない山の入り口を興味本位で入っていきました。

対向車など来たらかわせないないくらいの細い砂利道で横は崖。
下には川が流れていたと記憶しています。

私は嫌な雰囲気だなと思っていましたが、黙って突き進んでいくKさん。
その頃には会話も尽き、あたりが暗くなりはじめていました。

途中左手に川を挟んで向こう側の岩肌に人一人分通れるくらいの細い橋がかかっているところがありました。

その岩肌に小さい神社のようなものがありました。
鳥居も小さく、小さい狐と小さい金剛力士像みたいなのが神棚?の前に置かれていて暗くなってきたのもあって不気味でした。

車の中から確認したのですが、お供えも置いてあったと思います。
私はかなり怖くなってきて「引き返そう!なんかヤバイ気がする!」と言いましたが「とりあえず、行くところまでいこうよ。面白そうやん、それにUターンもできないしね。」と楽しそうに言いました。

姉もなんだかワクワクした感じで、私だけビビっていました。

道ももうこれ以上行けないように鎖がかけられていて、唯一Uターンができるスペースがあるところにたどり着きました。

Kさんが車から降りてその鎖から先を確認しに行ったんですが、随分暗くなってきたので車に戻ってヘッドライトをつけたんです。

そのヘッドライトの先には小さい子供用の赤い靴が片方だけ落ちていました。
それを見た姉は「ギャー!!!!」とわめきちらし、Kさんも顔を青くして急いでUターンして山を降りていきました。

私は気分が悪くなり何故か脚全体が氷のように冷たくなっていきました。
寒くて怖くてずっと震えていましたが、なんとか山を出て道路に差し掛かって、暫くすると脚も治り、みんな無口で帰宅しました。

とまあこんな出来事があったんですが、当時中学生だった私は道もハッキリ覚えていないし、免許をとってもそこには行きたくないなんて思っていましたが、最近なんだか急にその場所が気になってきて、もう一度行ってみようかと思いここで情報を集めようと投稿しました。

知っている方いれば教えて下さい。

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