願い事への大きな代償・・・

小学一年生の頃、うちの両親は毎日のように口喧嘩を繰り返してた。

どっちかが暴力を振るうということは無かったものの、毎晩聞こえてくる怒鳴り声に耐えられず、いつも布団を頭から被って、どっちの声も聞こえないように泣きながら必死で耳を塞いでた。

いい加減に我慢できなくなって、ある日から、実家の近くにあった大きめの神社に毎日通って、賽銭箱に10円玉放り込んで「もう両親の怒鳴り声聞くのは嫌です!私の耳を聞こえなくしてください!」って祈ってた。
今思うとなんで両親が「喧嘩しなくなりますように」とか「仲良くなりますように」とか祈らなかったのか、自分でも疑問なんだけど・・・。

で、2,3ヶ月ぐらい続けてたんだけど、そしたらある日本当に耳が聞こえなくなった。

病院に行ったら原因不明の突発性難聴と診断されたけど「これは一生治らない」と医者も匙を投げるような状態だったらしい。
それを聞いて両親とも大号泣、特に母の落ち込みようは尋常じゃなくて「お母さんと一緒に死のうか?」って言われたぐらい。

当時は「願いが叶った!神様ありがとう!」って思うと同時に、両親をあんなに悲しませてしまったことの罪悪感が凄まじくて、子供心にも複雑な気分になったことをよく覚えている。

今はアラサーと呼ばれる年齢になったけど、今でも私の耳は聞こえないまま。
両親は昔あれだけ喧嘩ばっかりだったのが嘘のように仲良く、というか落ち着いた仲になった。
だから結果的にはこれで良かったんだろうな、と思うし、あの神社の神様にも感謝している。

でもやっぱり両親を悲しませてしまった罪悪感は薄れないままなんだよね・・・。
あの時あんなお願いしてしまってごめんなさい。
悲しませてごめんなさい。

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