迷うはずがない道なのに・・・

カテゴリー「不思議体験」

俺の体験談。

場所は新潟県の海岸沿い、角田浜近辺。

この辺は脇道とかに入ると、かなり昔から色々なホラースポットがいくつもあるんだ。
そんで、新潟県って横にすげー長いだろ?

このシーサイドラインって信号も少ないし県内の移動とか、ドライブなんかには結構良いので、ホラースポットの方に行かなければなかなか便利な道なんだよ(それでもいくつかのスポットは通過せざるを得ないけど)。

その日の夜は、古くからの仲間(♂)となんとなくドライブしてたんだ。

あちこち遠出して、帰りは角田浜のシーサイドラインを通って新潟市の中心部の方へ向かうY字路に向かって走って帰る。

Y字路を右に行くと山道を越えて別の町。
左へ行くと、しばらく走って新潟市の西側につながっている。

ここはもう何度となく通っているし、全然迷わない所なのね。

夜だって全然間違わない。
だけどその日は違った。

左に曲がると、そのまま道なりに20~30分で新潟方面なんだが、曲がって数秒でもう雰囲気がおかしい。

本当なら長~い整備された道路で民家なんか無いはずなのに、車がやっとすれ違える様な、生活道路。

道沿いにはそんなに古くはないけど、築30~40年程度の普通の田舎の家々。

風呂場の窓の灯り、台所?の湯沸かし器の換気扇の湯気。
すごく生活感ある。

あれ?間違うはずないんだけどな?

そう話しながら進んで行くと、どんどん道が狭くなり、家もまばらに。

なんなんだ、おかしいな?

でも、道は続いているのでそのままゆっくり前進してみたのね。

やがて民家も街灯も無くなり辺りは藪っぽくなって、ついに行き止まり。

で、、、、、、、絶句した。

古い墓場だった。

助手席の仲間と俺、ほぼ同時にさけび声を上げた。

バックするしかない。

道も狭い!
Y字路からほんの2~3分の距離だろうに、すごく長く感じた。

無事にY字路まで戻れた!

怖いからもう少し戻ってみた。

そいつとこの道で間違い無いよな?って何度も確認した。

やっぱり間違いない(と思う)ので、もう一回ソロソロとその道に入ってみた。

、、、、、いつもの整備された道だった。

2人して??な気分ながら、そのまま走って帰ったんだが、その道中で気がついたことがあった。

さっきの墓場に通じていた集落の家々、バックしてた時一軒も電気点いてる家や街灯が無かったよな?

恐怖のあまり、覚えてないだけなのか?

男2人して震えあがりました。

幻覚?2人とも??

実害は特に無かったけど、すごく気味が悪い経験だった。

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