俺を助けてくれた声

カテゴリー「不思議体験」

中学のとき、夜中に部屋で温度計で遊んでた。
赤い液体が入ってる、手のひらサイズの壁にピンでとめる室温測るタイプのやつ。

指で握って、温めたりしてグングン赤いやつが伸びてくのが楽しくて、ふっと「親父のライターであぶってみよう」って考えた。
ちょっとあぶったらビーっと赤いのが伸びて、「あ、ヤバイ!」って思った。

離そうとパッと左腕を伸ばしたその瞬間、天井あたりから、か細い感じの「ファーッ」みたいな女の人の声が聞こえた気がして、「え?」っと思って、反射的に顎を上げた瞬間、パーンって温度計が破裂!

飛び散った破片の一部が左目のまつ毛の下にヒットして、床に落ちた・・・本当に、

「あ、ヤバ!(破裂する)」
「手を離そう」
「ファーッ」
「え?」

ほぼ同時くらいだった。

あの声がなかったら確実に眼球に破片が食い込んでた。

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