危険な空気に逆切れ

カテゴリー「不思議体験」

最近思い出したことがあったのでここに。

叔父叔母が引っ越したので引越し先に遊びにおいでというので家族で行くことにしたが
都合で自分一人だけで車で後から行くことになった。

引越し先は別の町で不慣れな土地だけど「この道に入ってまっすぐいって小学校のある角で曲がればすぐ」と説明され大体の道がわかったので行けると思った。

実際、後は小学校が見えたら左折すればいいというところまで行けた。
ところが、いくら進んでも小学校が見えない。

道路間違えたはずもないはず・・・と思いつつ進んでいくと対向車どころが人家が少なくなり、あっても人が住んでないようなものばかり、とうとう山にはいりつつあった。

「これはいくらなんでも違うでしょ」と思ったところで急に空が暗くなり周りに街灯もないものだから真っ暗になってしまった。

一旦車を止め迷ってしまったことを携帯で叔父か先に行ってる母に連絡しようとしたらいくら連絡しても相手が出ない。
引き返そうと思ったら車が動かない。

ガソリンは少なかったが空にはなってないし大体急に動かなくなることはないはず・・・、と思いつつも現実動かない。

周囲は相変わらず真っ暗で異常なまでの静寂さにお腹のあたりがズーンと重くなった。

どうしよう、どうしようと思考がグルグルし始めついにこんなところで死ぬのか・・・!?という考えが頭に過った所で急に自分でもわけがわからない腹立たしさが出てきた。

車を出てそこらにあった木の枝だか棒だかを拾い「クッソ!なんでこんな目に遭う!!
誰がこんな目に遭わしてくれた!出てこい!どうせ私も死ぬならてめえも道連れじゃ!!うぎゃゃああああ」って、棒を振り回しながら奇声あげていたらあたりが段々明るくなって周りが見えるくらいになっていた。

そこで少し正気に返りとにかく棒は捨て慌てて車に戻りしばらく走らせたら普通に人が住んでそうな人家が立ち並ん出る所に出て、小学校が見え曲がると叔父の家が近くにあって到着した。

家を出た時は昼くらいで着いた時は夕方だったし急に暗くなるような時間でもなかった。

今でもなんだったのかよくわからないしあれは夢だったみたいに思える。
けどもう一人で叔父の家に行こうとは思わない。

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