私の友人から聞いた話です。
その友人には霊感があり、特に「聴覚」や「嗅覚」によって様々なものを感じ取ってしまうような人でした。
その友人の母親にも霊感があり、主に「視覚」が働くそうです。
友人は高校入学前に、今まで住んでいた借家を離れ、同じ市内の新築の家に引っ越しました。
引っ越しの片付けを終え、今から住むという時に、友人は異様な臭いを感じました。
じめっとした何ともいえないような臭いだったそうです・・・。
しかし他の家族は何の反応も示さないので、この臭いは自分にしか分からないのだろうかと、友人は不思議に思っていました。
それからしばらくしたある日。
友人の祖父が亡くなりました。
葬儀を終え、火葬場で祖父を火葬していた時に、友人はあの家の臭いのことを思い出し、確信しました。
「ああ、あの時した家の臭いは、人間を焼いたときの臭いだったんだ。」
以上です。
他にもこの友人は様々な体験をしているようです。