じいちゃんの童話のような話

カテゴリー「不思議体験」

不思議系でいくつかご紹介・・・。

【童話のような話】
じいちゃん林業やってるんだが、童話の斧の話みたいな体験したそうだ。

じいちゃん専用の山道を1時間くらい入った所に小さい沼がある。
枝を鉈で落としながら道を確保してたら、軍手してる手から鉈がすっぽ抜け、その沼に落ちた。
今まで沼は危ないから近寄らなかったけど、必要な道具だし仕方なく沼のほとりに立った。

沼の大きさは、広いところで直径5メートルくらい。
水の色は泥で黒いし、浮き草みたいのもいっぱい浮いてて底が見えない。
近くの手頃な木の枝を折って水をつついてみたけど、枝の先はズブズブと飲まれていつまでも底につかない。

じいちゃんはすぐ諦めて来た道を引き返し、釣り堀で使うような柄の長いタモ網を持って沼に戻った。
そしたら沼のほとりにある小さい岩の上に、鍋のフタと錆びた糸きり挟みがw
じいちゃんは思わず「これじゃない」と言ったんだけど、気味悪いからすぐ引き返した。

翌日、またタモ網持って確認しに行ったら、鍋のフタと糸きり挟みは無くなってて、岩のそばの桑の木に、じいちゃんの鉈が刺さってたそうな。

最初探した時は見つからなかったし、水に落ちる音も聞いたから、沼の中に落ちたとばかり思ってたけど・・・よくわからんと言ってました。

【奇妙な石】
鹿児島の実家(本家)にあるものなんだけど、俺は中学のとき一度だけ見せてもらった。
それは「直視できない石」って言われてる物だった。
正式な名前は別にあるけど、それを書くと本家の名前がバレちゃうから書けないw

で、その石は締め切った土蔵の中でだけ見せてもらえた。
数本の蝋燭の火だけある中で、小さな箱の中に鉄の箱が入ってて、さらにその中に厚手の布で包まれたそれがあった。

妙に立方体に近い黒曜石って表現が正しいと思う。
色は蝋燭の光にあおられてたから、よく思い出せないけど、たぶん黒曜石のようにガラス質の黒い色だったんだと思う。
だけど、奇妙なのは角ばってるはずのその石の角がハッキリ見れないこと。

台に置いあって誰かの手の上にあるわけじゃないのに、輪郭がブレているように見える。
目を凝らしてみても、よく見れなくて、本当にその石がそこにあるのかが疑わしいような感じ。
まるで、立体映像のような・・・でも実体は確かにあった。
コレってどんな鉱石だったのか、調べてみても近いものが見つからない。

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