親戚の家の床の間の掛軸。
女性が腰かけている絵が描かれていた。
描かれているのは女性のみ。
夜、床の間の部屋に横になっていると、人の話し声がする。
何と言っているのかは聞き取れない・・・。
どうやら話し声は掛軸の方から聞こえてくるようだ。
掛軸を見ると、描かれている女の人が見知らぬ男の人と話している。
描かれているのは女性だけだったはず、と思いしばらく掛軸を眺めていた。
それにしてもこの男の人はどこから来たのやら・・・。
掛軸に描かれた女の人と見知らぬ男の人は仲良く話しているが、どうやら恋人ではないようだった。
しばらくしたら、どうやら二人は話が終わったらしく、男の人が「じゃあ」みたいな感じで、絵の奥の方へと消えていった。