山に住んでいると、夜中に不思議なことが度々起こります。
その中で短い体験談を一つ。
夜中にトイレに起きました。
トイレの中で用を足していると、外から声が聞こえました。
『か~ご~め~、か~ご~め~』
子供の声です。
その声を聞いた瞬間体が金縛りに遭いました。
息を潜め、恐怖心と戦いながら耳を澄ましていました。
『後ろの正面だ~あれ・・・』
と、声が聞こえなくなり、直後に金縛りが解けました。
すぐさま、私はトイレから出ようと後ろを振り向きました。
クルッと振り向くと目の前に子供が・・・。
私はその子供と目が合ってしまった・・・。
目が合ったと言っても、子供に瞳はなく、目の白い部分だけしかありません。
顔も青白く生気がない感じでした・・・。
すると、その子供は口を開け『後ろの正面は僕だよ』と言い、二カッと笑い、消えました。
自分の中では寝ぼけていたと思いたいのですが、翌朝母に「夜にオシッコしながら歌ってたでしょ?」と言われ、本当にテンションが下がりました・・・。