あまり思い出したくないので簡潔に書きます。
私は一人暮らしで、高級でもないがボロでもない普通なマンションに住んでいました。
その日の仕事が終わり家に帰り、1日の疲れを癒そうとシャワーを浴びていました。
なぜかその日はやたら疲れたのを覚えています。
湯船を入れ、頭を洗ってた時、突然シャワーの温度が下がり始めました。
2年ぐらいそこに住んでいたんですが、そんなことは今まで一度もなかったので、もの凄く嫌な感じがしました。
それでも気にせずシャワーを浴びてると、丁度人間の体温ぐらいのところで、温度が下がるのが止まったんです。
熱くもないし、ぬるくもない、一番嫌な温度・・・。
それで、シャワーを止め、湯船に入りました。
そしたらなんだか妙な違和感がするんです。
ついさっきまで湯気まで立ってたはずのお湯が凄くぬるいんです。
少しぬるくなったとかではなく、白湯のような感じでした。
「うわぁ、気持ち悪い!!!」って思って、風呂場から出ようとした瞬間、電気が消えました。
突然の事で全身ガチガチに・・・。
すると突然、窓(お風呂の換気の窓)をノックするような音がしたんです。
でもここは7階、ノックなんてできるわけがないんです。
不覚にも小便チビりました。
いつまでも止まないノック音に、「風だ風だ・・・」と自分に言い聞かせて、逃げるように風呂を出ました。
そのとき、なぜかわからないんですが、絶対に鏡を見てはいけない気がして、鏡と目を合わさないようにしてました。
その日から一人で風呂に入るのが怖くなって、いつも銭湯にいっています。