スカイツリーに追突事故

カテゴリー「不思議体験」

これは俺が見た夢の話なんだが、あまりにも鮮明すぎて夢かどうかも怪しい。

場所はどこかのビルの一室、係の人に案内されて通された部屋にはスーツ姿の男性や制服姿の高校生、エプロン姿のあばさん、作業着姿のおっさんなどがいた。
男女合わせて10数人、年齢も職業もバラバラだった。

みんなキョロキョロして落ち着きが無く「いったい何が始まるんだ?」という表情。
もちろん俺も同じ感想。
机の上には真っ白なA4の紙とボールペンが置かれているだけ。
時計をふと見ると時刻は3時。
外を見ると真っ暗だったため、恐らく深夜の3時だろう。

「あー明日も仕事なんだから、早く帰りたい・・・」

そう今考え、呟きながら待っているとドアがノックされた。

入ってきたのは小柄なおっさん。
メガネをかけてスーツをビシッと着こなしていたのが印象に残ってる。

おっさん:「えー、皆さんの睡眠時間を削って申し訳ない。ただ、こちらも時間が無いのです」

おっさん:「すぐ終わらせるようにしますので、私語厳禁。質問は後でまとめて言ってください」

おっさん:「これから起きることを言っていきますので、用意された紙にメモしてください」

おっさん:「それでは、始めます」

と、いきなり喋りはじめた。
突然のことに周りは戸惑っていたが、すぐにおっさんの言う事をメモり始めた。
俺は納得できず、おっさんにイライラして適当にメモしていたら「そこの君。真剣に聞きなさい。自覚を持ってください。あなたがダメなら終わるんですよ(何が?)」と一喝。
ただ、しゃべるスピードが速すぎて全てはメモれなかった。

おっさんがしゃべっている内容は、どうやら世界でこれから起きる出来事らしい。
海面上昇、新たなウィルスで壊滅的被害、戦争で中東壊滅などなど・・・。

あーどっかで聞いたことあるわ、くだらん予言だな・・・。
そういう感想しかもたなかった。

40分ほどで話は終わり、質問タイムになった。
誰も質問しないようなので、とりあえず自分が好きな高校野球について質問してみた。

おっさん:「高校野球ではこれから5年以内に東北に優勝旗が来る。」

おっさん:「決勝は福島と宮城。どっちが勝つかはお楽しみに」

へ~、とニヤニヤして聞いていたら「君、どうやら今までの話を信じていないようだね。メモはとってるみたいだが・・・そうだな、これから3日以内に君は死ぬほど苦しい思いをする。まぁ死なないから安心してほしい。でも相当苦しいから水でも用意しなさい」と、ヤッと笑っておっさんが言った。

おっさん:「では解散。今日も頑張りましょう」

そうおっさんが言い終える前に目が覚めた。

ここまでならただの夢の話で、全く気にも留めないんだが、実は昨日の朝方、金曜の夜に食べた物がどうも消化しきれず、酷い胸やけを起こして目が覚めた。

こりゃ吐くかな、と思っていたら嘔吐物がのどに詰まってしまった。
口呼吸も鼻呼吸もできない最悪な状況。
俺、大パニックでのたうちまわる。
なんとか打開したが、汗びっしょり。
落ち着くために水を飲んでいたら「なっ!」という声が部屋の外から聞こえた。
その瞬間、全てを理解した・・・。
というわけで、夢で体験した出来事を投稿しようと決意した。

ちなみに、おっさんが喋っていた内容の一部を箇条書きする。

<世界>
・新型のウィルスで世界的被害、東南アジアのひとつの村が全滅。
・海面上昇が深刻化。
・中東で戦争、ヨーロッパにまで拡大、しまいには中国まで巻き込む。
・ヨーロッパ経済が深刻、どうにもならない状況が続く。
・原発事故、原発推進国でのこと。
・食料問題解決。
・アフリカ発展、今後も伸び続ける模様。

<日本>
・地震、津波により関東沿岸は壊滅。
・スカイツリーに追突事故。
・連動地震により東海近畿も壊滅的被害。
・それら多くの人間が東北、北海道、九州へ避難。
・高校野球、東北に初の優勝旗、決勝は福島と宮城。
・漁禁止、魚は人工のものしかなくなる。

これしか覚えてない。
時系列はしらないし、いつ起きるとも言ってなかった。
俺が見たのはただの夢であって、実際に起きない事を祈る。

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