その周辺も自殺の名所

私の唯一の心霊体験のようなものです。

私は女子高だったのですが、高校三年の3月に卒業記念ということで、仲良し4人で生まれて初めての大人抜きの旅行をしました。
場所は山中湖です。
女子高の仲良し4人組なので、それはそれは楽しくて、騒がしい旅でした。

一泊の旅行で、2日目、近くに風穴(氷穴とも言うらしいです)があり観光スポットなので行こうとなりました。

この風穴、この時初めて聞いたのですが、富士山の噴火で火山流が地下を突き抜けて走った後らしく、天然の迷路になっているとのことです。
もちろん入り口以降は立ち入り禁止です。

風穴までいき、入り口付近でなんとなく中を見て、さて、もうやる事がなくなったので、写真を撮ることになりました。

ポーズを決めるだけでゲラゲラ笑って、どうでもないことで楽しかったです。
ポーズは「風穴に吸い込まれる私たち」に決まり、他にほとんど観光客がいなかったので、わたしがカメラマンになりました。

あとの3人が片足を上げて、吸い込まれる~という顔をしてポーズを決めます。
しかし、レンズ越しに私は、中々シャッターを切れずにいました。

というのも、そのタイミングで他の観光客の方がちょうど隣に写り込んでしまったからです。
それは赤いダウンのおばさまでした。
風穴の奥を覗きながら体を揺らしていて、せっかくだからこの人がいなくなってからシャッターを切ろう!と私は思いました。

3人は片足を上げてるので、バランスが崩れたり、とにかく早くしろと煩かったです。

ちょっと待って~!と言いながらレンズ越しにチャンスを伺ってると、そのダウンの女性は風穴の中に入って行きました。

今だ!

そう思いようやくシャッターを切ったのです。

他の3人は、「本当に疲れた!なんであんなに遅かったの!信じられない!」と非難ごうごうだったので、私が「だっておばさんいたじゃん。いなくなってから撮りたいに決まってるじゃん」というと、みんなキョトン。

友達:「何言ってるの?いなかったよ」

んなわけない、となりに居たやん!と思い「いたでしょ、赤いダウンの人、そのあと穴に入っていったでしょ。今も中にいるよ。」と言いましたが、その時点でみんな顔面蒼白。

つまり、そのおばさんを見ていたのはレンズ越しの私だけだったのです。
確かに私はシャッター切るまで一度もレンズから目を離しませんでした。
ものの1分程度の時間の話です。

念のため風穴の中を覗いたら、もちろん誰もいません。

そこからが大変。
ギィヤヤヤヤァァァー!!と四人で叫びながらバス停まで逃げました。

あとで現像した写真には何も写っていませんでした。
あとで知りましたが、風穴も氷穴も、樹海と同じく自殺の名所とのこと。

今思えば思い出の一つですが、富士山は本当にヤバイ場所だと、深く思いました。

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