先週、旧野木病院に行ってきた。
探し回ってやっと見つけ、ビデオカメラまわして30分ほど探索してきた訳だが・・・。
もう二度と行きたくない!
旧野木病院・・・栃木では結構有名な心霊スポット。
だから結構意気込んで潜入したが、元病院って事をあまり感じさせないほど廃墟となっていた。
まず一階を探索・・・特に変わった様子はない。
そして中央の階段を上り二階へ。
不気味だがあるのは落書きや、ちょっとしたゴミで、病院を感じさせる物はあまりなかった。
ちなみに旧野木病院を探索していた時は、午前1時頃だったと思う。
友達と二人で行きました。
そして三階へ。
しばらく進んでみると、元々エレベーターが設置してあったと思われる小部屋を発見。
もちろんエレベーターは撤去されており、下を覗くと一階までの縦穴のようになっている。
ライトで下を照らしてみると、自転車の不法投棄?や訳の分からないゴミなどでいっぱいだ。
落ちたら骨折・・・運悪けりゃ死か・・・と思い一歩下がると、足元の金属に、ナイフで削って書いたような文字。
「開口頭出すな伊藤」
特に意味はないと思いながらも、この場の雰囲気に飲まれ少し怖くなった。
三階を進んで真ん中あたりで、鉄の扉を発見。
ゲーム「サイレントヒル」に出てきそうな、錆の酷く不気味な扉だ。
その扉を開けてみたが、先には今通って来たような通路が続くだけ。
先に進み、屋上へと続く階段を発見。
階段を上り、屋上へ出ようとするも、ドアに鍵が掛かっていて開かない。
前に聞いた話では鍵なんて掛かっていなかったと聞いたが。
「やっぱりなにも起こりそうにないな・・・心霊スポット巡りもマンネリ化してきたか・・・」
そんな事を言いつつ、帰ることに。
この時点で俺は何も起きなくてツマランとすら思っていた・・・。
何も無いので帰ろうと思い、進んで来た道を戻る。
そして中央の階段で一階へと降りる。
来た時は気づかなかったが、階段の脇の奥に扉がある。
友達はその扉の先に行ってしまったが、俺は階段の側面に扉があるのを発見する。
その扉のドアノブを回して、引いてみた。キーッと少し開いた。
「おい、ここの扉開くぞ!」
俺はそう言って、戻って来た友達に開けさせた。
中を覗く俺と友達。
ライトで奥を照らすと、何かがある。
人が横たわっている。
俺は頭で考えるより先に体が動いていた。
逃げた。
友達二人で全速力で車へ、そして帰った。
横たわっていた人の正体は『ホームレス』の可能性は高い。
そうであって欲しい。
そして考えられる最悪のパターン『死体』。
俺はそうではないと願う。