俺が小学3年のとき、隣のクラスにすげーいじめられっ子がいたんだ。
毎日殴られたり、机と椅子を隠されたり、体中に画鋲刺されたり、教科書も『死ね』とか、絵の具での落書きと、所々破られ、ノートは買うたびに盗まれたり破られたり。
さらに、マヨネーズ頭からかけられたり、給食におがくずなんかを入れられて食べさせられたり、口いっぱいの食塩を飲まされたり、金まではたかられはしてなかったけど、毎日そいつにとっては地獄だったと思うよ。
ある日授業を受けてると、ものすごくゴムの焼いた臭いがしてきて、濛々と煙が漂っている。
窓を開けると、焼却炉(昔は校内でゴミを焼いていた)からもくもくと煙がでている。
先生たちが焼却炉を開けると、燃えた靴がいっぱいはいっていた。
そのいじめられっこが、クラス全員の靴を燃やした事だった。
3日後全校集会があり、誰かが自殺して命を大切にって話を校長がしてた。
休憩時間に隣のクラスからは、「バンザーイ」とか声が聞こえてきた。
そのいじめられっこが死んだようだ。
隣のクラスをのぞくと、そのいじめられっこの机に花が添えてあって、『死んでおめでとう』『じごくにおちろ』と机に落書きがしてあった。
その子の家にもいたずらで『しんでくれてありがとう』とか『おめでとうございます』とか、『こどもといっしょにいっしょに自殺してください』とか手紙が届いていて、家族共々激怒していたということでした。
そもそもそいつがいじめられた原因が、学校で1回ウンコしたことだけだったそうな。
子供は残酷だ。