子猫は残念ながら

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

小学生時代の夏休みの出来事。
家で飼ってた猫が子供産んだんで、掃き出し窓(って言うのか?)が面した廊下の隅にダンボールで居住スペース作ってやってた。

それで1人で留守番してたある日、その窓の網戸が破れてる事に気付いた。
破れっつうか、丁度最下部が10cm程度、スパッとカッターで切り裂かれたような感じ。
不思議に思ったが、とりあえずガムテで補修しといた。

夕方、母猫にエサ持って行った時に箱の中を覗くと子猫が1匹足りない。
「え?何で?」と思いつつ辺りに視線をやると、子猫が網戸の破れた部分に首からませてぶら下がってた。
発見した時はキレイな線だったその部分は、網がびゅるびゅるにほつれてからみまくっててすごい状態だった。
ガムテは何故か跡形もなく消えてた。

子猫は残念ながらあぼーんしてまつた。
半泣きでからんだ網はずしてやって、ティッシュの箱の上の部分破いて子猫の亡骸入れた後、それ抱えたまま親帰るまでずっと玄関先に座り込んで泣いてた。
今思えば自分の行動がほんのり怖い。

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