生徒が死んだ話をする先生

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

中学の頃、授業中の雑談でやたらと生徒が死んだ話をする先生がいた。
しかも嬉々として。

大体の話の流れは決まっていて、自分が今まで赴任した学校で起こった事故→それで死んじゃった生徒がいてね?→可哀想な事件だったわ?で終わる。

話していたのは、もう名前も顔も担当科目も忘れたが、冴えない容姿のどこにでもいるような40代後半ぐらいのおばさん先生。

生徒は勿論ドン引き。
嫌っている生徒は多かった。
ネタにしても本気にしてもKY。

卒業して数年以上経ち、ネットが普及した頃になんとなく思い出して調べてみたら、先生が話してた事件(覚えてる限り、それでも5?6件)は実際に起きていて先生の話してた内容と大筋合っていた。

ゾッとした。

教員生活、長く見積もっても20数年ぐらいの間に、教え子の事故死に頻繁に遭遇することがあるんだろうか?

人の死を嬉々として雑談にできる人間性、もしかしたら、あの先生が引き起こしてたんじゃね?と勘繰ってしまう。

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