昔ミニチュアダックスとシーズーのミックス犬飼ってたんだけど、その犬が年末この時期に「かはーっかはー」って変な呼吸になった。
最初は何か変なモン食ったかと思ったがどうも様子がおかしい。
咳払いの余裕すらないらしく涙目で必死に何かを訴えてるわけ。
とりあえず人と同じように背中をさすると多少落ち着くらしい事がわかり、家族集まってたんで取り囲みながら「どうしたどうした」と右往左往。
愛犬はフンをする時のような硬直姿勢で「かはーっかはー」っと繰り返すばかり。
んで病院開いてねーし、無理矢理電話で起こすか?現金あったっけ?とかこっちも若干混乱してきた頃、突然犬が「ボェーーーッ!」て言いながらで真っ白い塊を吐いたのね。
小型犬なんでこの子はミニコンポくらいのサイズしかないんだけど、体長くらいの長さのバナナとでもいうか(最初に思いついたのはバナナだった)そんなもんが口からズルーッズルーッっと大中小3本連続で発射。
量が尋常ではなく内臓吐いてんじゃねーかってレベル。
響き渡る家族の悲鳴!!!!!
病院連れてけぇ!
なんやこれえ!
寄生虫か!?
食あたり!?
大丈夫かポチぃ(仮)!
しっかりしろぉ!
そんな中一通り吐き終えたポチはバナナ?を少し見下ろした後、家族に目を向ける事なくスーッとケージ(小屋、ハウス)の中へ。
一同「?」ってなって見守ってたんだけどポチはケージから上目遣いでこちらを見上げるばかり。
これは何かあると踏んだ家族総出で家内の食料品を探しまして、母の仕込んだボール一杯のパン生地が無くなっている事が判明。
お前・・・と空のボールを突きつけるとそっとケージの扉を閉めるポチ。
今でもパン作る度に思い出して笑っちゃうんだけど、当時はちょっと怖かった。