生涯の半生を洞窟で

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

生涯の半生を洞窟で過ごした一家。

シベリアのチュメニに住むジナイダ、リジア、アナスターシャ、ニーナの4姉妹は、地下の洞窟の中に住んでいた。
父は管理責任者。
洞窟に住んでいるというと変に聞こえるかも知れないが、正確には「洞窟を利用して作られた、(旧)ソ連軍の地下倉庫」である。

ある日洞窟で落盤事故がおこり、入り口が塞がってしまった。
幸い軍需用保管庫でもあり空気と水はなんとかなったが、救出はついにこなく40年後偶然空いた場所から外に出たのである。

父は死んだが保管された食料を食う寝るの繰り返しだけで40年生き抜いてきた4姉妹であった。

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