某新幹線が止まる近畿地方の駅の西口のエレベーターで体験した話なんだけど、今日はクッソ暑いなぁと思いながら荷物抱えて2階にあがろうとエレベーターに乗り込んだら、「すいませーん!」と言う声がしたので、開ボタンをおして待ってたら、乳母車を引いた女の人が入ってきた。
その人は私に、「すいません、ありがとうございます。」と言った後、「暑かったねぇー。ごめんねー。」と、泣き叫ぶ赤ん坊に話しかけてた。
正直、赤子の泣き声が嫌いで子供嫌いだったので、目を合わせず会釈だけして無視してた。
2階に上がるまでの10秒ほど、ずっと、「ありがとうございます」と泣き声だけが続いていた。
2階についたとき、開くボタンを押しながら、「どうぞ」と声をかけると、その女性は「ありがとうございます」と乳母車をバックで引いてでていったとき、チラッとみると乳母車には何も乗ってなかった。
心臓がドクン!ってなって女性の方を見ると、じーっとこっちを見たままバックで下がっていってた。
多分2階に上がる間もずっとこっち見ながら話してたんだろう。
今日はこんなに涼しかったっけ?と思った2016年夏の話。