タフマンコンテスト

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

町山智浩『USAカニバケツ』とかいう本に載っていた実話。
この本はアメリカの裏話的なコラムを集めたものだが、その中で後味が悪かったのを。

タフマンコンテストという、誰でも出場可能で優勝者には1000ドルが与えられるボクシング大会。
ただし誰と当たるかは運次第で、出場者は「何があっても興行主に責任を求めない」と誓約する必要がある。

2003年、小さな子供をもつ30歳の母親が女性版の大会に出場したが、対戦相手が軍隊上がりだったため、子供の目の前で殴打され脳出血により死亡。
死んだ女性の夫は興行主を訴えたが、上記の誓約のため敗訴。
女性の名前を冠した州法ができ、フロリダ州ではそのような大会が開催できないようになったとはいえ、他の州ではいまだに大会が開かれており、興行主は大儲けしているんだとか。

問題点。
フロリダ州タンパでは、2003年に、二児の母でもある30歳の女性が他の女性と闘い、頭部にダメージを受けて2日後に死亡した。
ABCの記事のよれば、9ヶ月の間に4人のタフマンが死亡したことになる。

1979年以降、2008年春までに11人のタフマンが死亡している。
その多くは20代から30代だが、1998年には58歳のタフマンが死亡した。。

別の資料によれば、1981年以降2005年までに8人のタフマンが死亡しているが、一方で同期間にプロボクサーも14人死亡している。

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