高校生の頃、他校に通う中学の同級生が友人の家に遊びに行ったとき、霊を見たという話をした。
夜友人宅近くの自動販売機にジュースを買いに行くと、住宅地なのに一角だけ草が生えっぱなしの土地があって、その草薮の中に夜なのに女の人がうつろな表情でしゃがんでいた。
気味が悪くて帰ってきて友人にそのことを話すと、あそこはよく出るという場所だったらしい。
それからしばらくして自分の高校のクラスメートが昨日霊を見たと言ってきた。
いつもは通らない道を近道をしようと自転車で通っていると、やはり同じような草薮があって女の人がしゃがんでいたらしい。
時間は夕暮れどきでちょうどその女の人の前を、犬を連れたおばさんが散歩していたそうなのだが、おばさんはその不自然な場所にいる女の人に気づいていない様子で犬だけがその女のほうを見ていたとか。
この友人は霊感があるらしいのでこの世の人じゃないと思ったとか。
後日最初の中学の同級生に会ったときに霊を見たという場所を聞いてみると、夕方に霊を見たクラスメートの通学路だった。
まったく面識がないはずの2人が同じような話をするので、ちょっと背筋が寒かったのを覚えています。
13,4年前の話です。
場所はよく覚えてませんが折尾から中間、楠橋の間です。
似たようなもの見た人いませんか。
その土地にいつもいるちょっと頭のおかしな人って可能性もありますので。